フリーランスは「自由を謳歌する」だけでなく「備えに対する自己責任」も必要

新型コロナに関連したニュースで「フリーランスの人は収入が途絶えて大変だ」みたいな記事をよく目にします。

確かにサラリーマン等とは異なり、フリーランスの場合は仕事が無くなると、その途端に「収入がゼロ」となりますから、大変と言えば大変です。

ですが、フリーランスというのはサラリーマン等と比べて「組織に縛られない」という意味での「多大なる自由」を手にしている訳ですから、それに比例して「もしもの時の際の備え」に対する自己責任の度合いが大きくなるのは当たり前の話です。

先ほど読んだ記事のケースでは「年収600万円台で約10年」も続けているフリーランスのケースでしたが、それでも新型コロナで仕事が無くなった途端に貯蓄が底をつきかけて「困窮」しているということだったのですが、約10年もの間、何も備えをしていなかったのかと、非常に疑問に感じました。

いや、フリーランスを始めたばかりのケースであっても、サラリーマン等からの転職の場合は転職前に一定の備えをしてからフリーランスとして開業すべきでしょう。

「学生の起業」の場合だけはどのように対処すべきか分かりませんが(自分に経験が無い為)、最初は普通に就職してサラリーマン等になり、それを踏まえて独立開業してフリーランスになるケースであれば、開業前に一定の備えをしておく必要がありますし、また開業後も常に「もしも」の時のことを考えて「備えの積み増し」をすべきと思います。

それは「過度の自己責任論」でもなんでもなく、普通の大人として、「組織に縛られない自由な生き方」を自ら積極的に選ぶ者としての、当たり前の「責任」であると思います。

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私(中年男性)はサラリーマン経験を経て、独立開業してフリーランスになり十数年が経ちますが、上で述べたようなことは常に意識していますし、実際に明日から収入がゼロになっても、妻と子と三人で贅沢しなければ、少なく見積もっても一年は生活していけるだけの貯蓄を残してあります。そしてそれは収入がゼロとならない限りは「虎の子」として死守すべき対象なのであって、贅沢等の為に費やすことはありません。

「収入の割には色んな支出を抑えている(ようは高価なものを買ったり贅沢な外食や旅行などをしない)」という感じで過ごしていますが、「自分の自由」と「家族の生活」を両立して守る為ですから当たり前の話だと思っています。

新型コロナなどの非常事態がなくても、単に自分が病気になって入院でもすれば、何ヶ月という単位で収入が途絶えることがあっても不思議でもなんでもない、というのがフリーランスという立場です。

そして、そのような自己責任を背負ってでも、それでも捨てがたいと感じるほどの「多大なる自由」を実感できるのがフリーランスという立場であると感じています。