「テレビ」というのは視聴者を心底から「見下している」ように感じる

テレビ番組を作っているテレビ局や関係者の人たちというのは、視聴率を稼ぐために「視聴者=お客様」と捉えているとは思うのですが、その視聴者たちを真の意味で喜ばせたり幸せにしたいと考えているというよりかは、

「視聴者の大多数の思考のレベルなんて大したことないから、その程度の知的レベルの視聴者にウケが良いように適当に演出しておけ」

と考えている人たちが結構多いのではないか、と私は思っています。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

ドラマやお笑いのコントなどはそもそも「フィクション」ですから良いのですが、「ノンフィクション」の体をなしている番組でも「演出」と称して平気で事実を捻じ曲げる。

芸能人のプライベートを紹介する番組で、例えば有名人Aさんは普段の番組での姿と実生活での姿はこんなに違うんですよ、という番組なら、ギャップが大きいほど「面白い」からと「実生活の姿」のほうも脚色するとか、そんな話もあるのだろうと思っていますが、それはまだ本人が良いのであれば、ギリギリ許容の範囲かも知れない。

しかし明らかに「意外な”事実”だから面白い」という番組でも、その「事実」を平気で捻じ曲げる。有名な例を一つ挙げると、やらせが発覚し番組が終了になった『ほこ×たて』という番組がありました。そしてそのような事例は最近でも起こっています。

更には面白さではなく「役立つ情報」でさえも事実を平気で捻じ曲げる訳です。有名な例では『発掘!あるある大事典』という番組がありました(捏造が発覚して番組は終了)。

そしてごく最近の例でも、例えば新型コロナウィルスに関連して「気の緩みで自粛ムードが薄れてきて人出が増えだした」と言いたいが為に、2日前の写真と称して何ヶ月か前の、本格的な自粛が始まる前の「人出が多い写真」を平気で垂れ流している訳です(『バイキング』という番組)。

そんな写真は季節感が異なるのですぐにバレる訳ですが(ネット上で炎上)、「写真を取り違えてました~」と謝って終わりですから、気楽な商売だなと思います。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

私は冒頭で述べたような構図に気づいてからはテレビを全く見なくなったので、もう十年以上「原則的にテレビは見ない生活」を続けているのですが(従って近年の捏造などの事例はネットニュースなどで知っている)、「大多数の視聴者は多少のウソがばれたって、すぐに忘れてずっと見てくれるさ」なんて適当に考えているからこそ、いつまで経ってもヤラセや捏造などの問題が無くならないとしか考えられない訳です。

近年はテレビをほとんど見ない若者が増えていると聞きますが、老若を問わず「テレビを見ない人」が増えても不思議でも何でも無いというのが私の率直な感想です。