自分が自由に働けるかどうかは、自分自身によるところも大きい

新聞で「名ばかり事業主」の記事を読みました。

「名ばかり事業主」とは主にネガティブに捉えられる言葉で、実態は会社から働く場所とか時間などを決められている「労働者」であるにも関わらず、会社側の都合で雇用契約は結ばれずに「個人事業主」として契約させられているが故に、本来なら「労働者」として享受できる権利や補償などが一切受け取れないような「個人事業主」のことを指します。

もし、本当に勤務実態が「労働者」と変わらず、また本人が「労働者」としての雇用契約を望んでいるにも関わらず、会社側が自らの利益や事情を優先して「雇用契約を結ばない」のなら、それは確かに問題であり改善されるべきであると私も思います。

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一方で、自ら雇用契約を望まずに「個人事業主」(フリーランス)を選ぶという生き方もあります。ちなみに私(中年男性)もその内の一人です(もうフリーランスになって十数年経ちます)。

では、自ら「個人事業主」(フリーランス)の道を選んだ場合は自動的に「何もかもが自由」になるのかと言えば、そんなことはありません。

例えば取引先が一社に偏っており、かつ技術や経験的に「代わりは他にも多数いる」というような状況の人ならば、敢えて悪く言えばその一社の「いいなり」的に働かざるを得ず、勤務場所が「会社に出勤」なのか「自宅など自分の好きな場所で働く」のかの違いくらいで、仕事の内容が選べないとか時間的な縛りが大きいという意味では「労働者」(サラリーマン)と大差が無いかも知れません。

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結局、出来るだけ「自分の好きな仕事」をするとか、好きな時間帯に好きな時間だけ働くとか、そのような「自由」を手にする為には、仕事を頼む側から見た時の自分が「同業他社(他者)と比べて何か圧倒的な優位性がある」などでなければならない訳で、それがないのに単に立場的に「フリーランスになった」というだけで大きな自由が得られる訳ではありません。

そういう部分がフリーランスの「しんどさ」でもあるのかも知れませんが、個人的には「やりがい」「面白さ」に繋がっていると感じています。