結婚してから移り変わる「幸せな景色」

私(中年男性)は、「本当に結婚出来るのか?」と自分でも思ってしまうような若者であったが、30代の前半になんとか結婚することが出来た。

知り合ってから結婚するまでの期間が短かったこともあり、結婚してから何年間かは夫婦で遊びに行ったり外食に行ったりと恋人気分だった。

私は全くモテなかった若い時分から結婚願望は強くあったが、子供が欲しい訳ではなかった。すなわち、上で述べた恋人気分のような感じの「子供のいない夫婦」でも良いと思っていた。

しかし、結婚して何年か経った頃、妻が「やっぱり子供が欲しい」と強く望みだした。それまでの人生において私は「子供がかわいい」と感じたことが無かったので、いくら自分の子供とは言え「かわいい」と思えるのか、という不安を抱きながら、妻に押される形で子供を作る決断をした。

そして妊娠し、無事に子供が生まれてきた。立ち会い出産をしたのだが、生れ出たその瞬間から子供は愛おしくかわいかった。事前には全く想像できないような感情だったのである。

息子が赤ちゃんの時もかわいかったが、幼稚園児になっても、小学生になっても、その時々でかわいかった。そして中学生になった今でもかわいい。

子供の成長に合わせて、色んなところに遊びに行き、勉強を教えたり時には厳しく叱ったり、そして妻と「子供の話」を中心に色んな話をしながら現在に至る。

その時々において、子供が夢中になっているものや、もしくは親子の関係性などは移り変わるのだが、常に私の目の前には「幸せな景色」が広がっていたように思う。

そんな結婚生活を送ることが出来ている私は幸せ者なのだろうと思っている。